過去にPHP4で開発したアプリケーションをPHP5で再開発することになり、リファクタリングも兼ねてより効率的な開発手法はないものかと模索していたところZend Frameworkの存在を知りました。Zend FrameworkはPHPの開発本家であるZend Technologies社を中心にして開発されたPHP5のMVCフレームワークです。PHPのMVCフレームワークとしてはSymfonyやCakePHPも有名ですが、各MVCフレームワークを比較した記事などを読んで、Zend Frameworkが最もシンプルで柔軟性が高いフレームワークだと感じました。
Zend Frameworkを選んだ理由の1つとしてドキュメントの豊富さが挙げられます。クイックスタートガイドを読めば、Zend Frameworkのインストールから実際の開発に必要となる基礎的な手法まで簡単に理解することができます。プログラマ向けリファレンスガイドではZend Frameworkが提供する各クラスについてわかりやすく解説されているのですが、クラスがアルファベット順で並んでおり、Zend Frameworkを初めて使う人(私もその1人)にしてみると、どこから読み始めればいいものかと悩んでしまいます。
Zend FrameworkはMVCフレームワークですから、Zend_Controllerクラスがコントローラを、Zend_VIewクラスがビューを担うというのは簡単に理解できますが、それ以外のクラスについてはMVCのどの部分に相当するのか、各クラスのリファレンスを読み進めてみないとわかりません。
そこで入門書がないか本屋で探していたところ、Zend Framework徹底入門に行き着きました。
著者/訳者:山田 祥寛
出版社:翔泳社( 2008-09-18 )
定価:¥ 3,990
Amazon価格:¥ 3,990
大型本 ( 592 ページ )
ISBN-10 : 4798117129
ISBN-13 : 9784798117126
この本とオンラインのリファレンスガイドを並行して読むと非常に理解が早いです。Zend Frameworkが提供するMVCフレームワークの裏側で何が自動化されているのか、Zend Frameworkを使う上では予備知識かもしれませんが、プログラマとして気になるところをわかりやすく解説してくれています。そして、各章の最後に必ず「自作するためには」という節が設けられているのが嬉しい。自分好みのプラグインやヘルパークラスを実装する上で非常に参考になります。

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