ペットボトルとかビール瓶のラベルに「CA CRV」と書かれていたり、買い物をするときにもよく「+CRV and TAX」なんて表記を目にすることがある。CRVはCalifornia Redemption Valueの略で、ペットボトルなどのリサイクル可能な容器に対する課金制度。だいたい購入価格に含まれているので、意識しなければ税金みたいな感覚だが、容器をリサイクルに出せばCRV分の代金は返ってくる仕組みになっている。日本でも、ビール瓶を酒屋に返すと5円くらいキャッシュバックしてもらえる仕組みがあったけど(今はもうない?)、それと同じようなもの。だいたいは1本あたり5セントのキャッシュバックで、1ガロンのペットボトルとかだと10セント、とラベルには書かれている。
じゃあどこでCRVのキャッシュバックがもらえるのか?スーパーとか買ったお店に持っていっても取り合ってもらえない。専門に取り扱っているリサイクルセンターがあるので、CRVのサイトから近所のリサイクルセンターを探そう。ベイエリアだとNexCycleというのがたくさん見つかるだろう。我が家の一番近くにあったのはSanta ClaraのNexCycle。
地図がアバウトでわかりづらいんだが、El Camino RealとLawrenceの交差点のところにあるLuckyのあたりらしい。で、実際に行ってみたが、リサイクルセンターなるものは探してもみつからない。Luckyの店員に聞いてみたところ、建物の裏手にあるとのこと。
Halford Avを少し走ったところの右側にRecycleの看板が出ていた。Luckyとかの荷降ろし場の一角に、NexCycleと書かれたコンテナがポツンとある。いや、これ知らなかったら見つけられんだろ。
ルイージみたいな顔したラティーノのおっちゃんが一人で働いている。ジュース、アルコールといろいろな種類の容器が集まるだけあって、あたり一帯の臭いは結構キツイ。居酒屋でバイトしていたときのゴミ捨て場を思い出す。
自分が持ってきた容器を、ペットボトル、瓶、缶などに分別して、コンテナの前にある大きなバケツに入れておくと、順番がきたらルイージが重さをはかってくれる。結構テキトーなんで、炎天下でも辛抱強く順番待ちしていないと、あっさり飛ばされるので注意が必要だ。
ルイージは手慣れた手つきで、CRV対象外の容器をはじき出す。とりあえずリサイクルできそうな容器は無条件に集めていたので、CRVと書かれていない容器が混じっていたり、CRVなんだけどCAと書かれていない(他の州のみ対象)パターンもあったり、そういった容器は計量バケツから追い出されるわけだ。
計量が終わるとCRVの金額が計算されたレシートをルイージに手渡される。容器のラベルには5セントと10セントとか書いてあるけど、重量を基準にしたレートで金額が決まる。得なんだか損なんだかはよくわからない。このレシートを持ってLuckyのレジに持っていくと、その場でキャッシュバックしてもらえる。
今回は70Lのゴミ袋にペットボトルを満杯に入れた状態で$4のキャッシュバック。ペットボトルはかさばる割に重さがないからこんなもんだ。