自分の知らないところで、あるコマンドが実行されているということはLinuxでは珍しいことではない。代表的なのはcron
だ。ただ、cron
ならcrontab -l
をしたり、直接/var/spool/cron/crontabs/*
を調べれば、どんなコマンドが実行されるかすぐに調べがつく。しかし、あるイベントが発生したことをトリガーにしてコマンドが実行された場合、なぜそのコマンドが突然呼ばれたのかということに困惑することがある。
例えば、ifup
コマンドが実行された場合、/etc/network/if-pre-up.d
と/etc/network/if-up.d
配下にあるコマンドが、ifup
の実行中に呼び出されるようになっている。あるコマンドが実行されていることはログなどからわかっているが、どのような経緯で実行されるに至ったかがわからない、という場合には、そのコマンドの親プロセスを辿っていけば調べることができる。